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はらっぱこびとのおうち

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入学準備

先日小学校の新入生説明会があった。4月から入学予定の保護者の初顔合わせでもあった。

長男の時に経験しているけれど、新鮮な気持ちで話を聞いている自分に気づいた。
というのも、長男と次男は性格が違い、長男の時は今頃「そうかもうすぐ小学校だ」と思えたのに
次男は本当かなと首をかしげてしまうのだ。だいじょうぶかな。年長であることもまだ信じられないのにましてや小学生なんて・・・という思い。この差はどこからくるのだろう。もっとゆっくり大きくなって欲しい気持ちの表れかなあ。家では甘えん坊の小さな幼稚園生だから。

説明会の中でいくつか心に、はっとくる話があった。
まず1つめ。入学までの期間を子どもとともに楽しんで待つ時間にして下さい。
入学までにあれもこれもできなきゃではなく、どんな所かな、どんなことがあるんだろうねと想像を膨らませてワクワクする時間を持つということ。文房具ひとつひとつに名前を書く時も親が楽しんでみる。それを見た子どもは、親の思いを感じ取る。親が面倒だと言いながら、準備していたら子どもはどう思うだろう。これは、入学だけでなく、誕生日やイベントにもいえる。はらっぱ園では先の予定を話さないから、いつだろうねといっしょに待つ楽しさを経験してきた。はっきり日にちを伝えたり、内容を説明しない方がずっと楽しみながら待つことができる。毎月のように学校へ行き、校舎の中もよく知っているし、兄の友達とも仲が良いし問題がなさそうに思えても、やっぱりはじめての学校。心を込めて準備し、いっしょに待つ楽しさを持とうと心に決めたのでした。

2つめ。うまくできなくて当たり前、なにか問題があってもそこから教師、子ども、親で話していけばいい。何もないから安心ではなくて、何かあるってことは生きているということ。最初はうまくいかなくても友達とかかわったり、自ら行動をおこしていることが、だんだんにうまくできるようになる。親も子どもとともに成長する。そのサポートをするのが教師。安心して学校に来てください。と。
何もない日々を長男の時は、望んでいたなと思い出した。いろいろ経験して成長するのに、人様に迷惑かけないように祈っていたもの。窮屈な思いをさせていただろうなと反省。私も自信がなかったから、はらっぱ園で、長男をそのまま受け止めてもらえた時はうれしかった。次男はこの先どんないたずらをするかわからないけど、信じて預けようと思っている。

はらっぱ園のあたたかなちいさな輪から小学校という大きな輪の中に入っていくわけだから、子どもも親も今までとは心構えも違ってくる。でも、どんなところへ行ってもこの3年間体にしみこんだ力は、発揮できるだろうなという気はしている。大事に育てられた根っこの部分。その根の力強さは、どんどん形を変えて子どもへの栄養になる。どんな花が咲くか心待ちにしよう。

そして3月までのはらっぱ生活をしっかり楽しみたいなと思ったのでした。

by みゆき
by harappakobito | 2010-01-18 23:02 | ある日のできごと